4号機の爆発

<4号機の爆発>

福島第一原発原発事故では1〜4号機すべてが破壊したが、4号機については特殊な”こわれ方”をしている。
2号機は建屋の破壊がないのでここでは1,3号機との比較で話すことにする。
1号機の外観を見ると建屋の上部4,5階部分がきれいに骨組みだけになっていて、下部の損傷はないように見える。3号機は1号機と同じであるが上部の一部分(東側)の骨組みを残して屋根がつぶれて4階(?)に落ちている状態である。双方とも1回の爆発で破壊されたように思える。
それに比較して4号機は、東西南北4壁面と屋根(注)がそれぞれ異なった”こわれ方”をしているのが特徴である。私はこのような”こわれ方”をするには複数回の何らかの爆発、または内外からの”打撃”を受けなければならないと思っている。しかし、2011年3月15日からの4号機についての経過を調べてみても、破壊に至った状況はわからない。当時の新聞記事によれば

(注)「事故経過」の項 写真参照のこと

3月15日 06:14 爆発音        

06:56 建屋の上部が変形、3階北西コーナー付近。        

09:38 4階付近で火災発生、使用済核燃料プール近く。1度目。
             

使用済み核燃料プール温度、通常40度が85度まで上昇。
             

東京電力、自衛隊と米軍に消火活動を要請。
             

東京電力、消火活動に米軍があたっていると発表。
       

18:28 建屋北西側壁、8m四方の穴が2箇所開いているのを確認。

3月16日 05:45 建屋火災、2度目。

3月17日 原子力安全保安院は、当面6機のうち燃料一時貯蔵プールが過熱する問題を抱えている3,4号機を最優先に対策を進める方針である。 と、あるだけである。

また、事故後東京電力ホームページでは「3号機の格納容器ベントに伴い、水素を含むベントガスが排気管を通じて4号機に流入したためと推定しています」と言っている。4号機も1、3号機と同じ水素爆発によって破壊されたとしている。

原子炉ウェルと使用済み核燃料プール温度について

4号機は2010年11月30日から第24回定期検査に入っているので、事故当時は原子炉炉心には核燃料体は装荷されていないずである。しかし、防衛省技本(注)の測定したデータ(放射温度写真)によると、

2011年3月23日、同4月20日データでは、ウェルとプール両方に熱源があることがわかる。

この事実から4号機の事故を考察することが大切である。また、この事実があっての4号機に対する政府、東電の事故対応があったのだ、ということであろう。

(注)防衛省技術研究本部 自衛隊向けの装備品を研究開発する自衛隊の部門。

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