団規令

団体等規制令(団規令)(政令64号)

 1949年4月4日 公布。 これは、1946年1月4日付GHQ指令SCAPIN548号「政党、政治結社、協会その他の団体の廃止に関する件」にもとづいて出された、同年2月23日公布の「政党、協会其ノ他ノ団体ノ結成ノ禁止ニ関スル件」(勅令101号)を変更(改正)したものである。
 どのように変更されたのか。2月23日(1946年)時点の取り締まり対象は「侵略的対外的軍事行動ノ支持、暗殺其ノ他ノ暴力主義的計画ニ依ル政策ノ変更」等を主張する政党や協会、右翼的国家主義的団体であった。これには目的規定がなかった。

 団規令は、目的として「平和主義及び民主主義の健全な育成発達を期する為、政治団体の内容を一般に公開し、秘密的、軍国主義的、極端な国家主義的、暴力主義的及び反民主主義的な団体の結成及び指導並びに団体及び個人のそのような行為を禁止することを目的とする」と明記した。勅令では、取締りの対象が右翼的国家的団体であったのが、団規令では、「秘密的、軍国主義的、極端な国家主義的、暴力主義的及び反民主主義的な団体」と規定し、「暴力主義的及び反民主主義的な団体と個人」と其の範囲を拡張した。
 このことは何を意味するかは、本格的レッド・パージが始まる1950年に入るとはっきり分かるのである。また、勅令では団体役員の住所氏名、財政的援助者等の届出を義務付けていたのに対し、団規令では「構成員の住所氏名及び従来所属したことのある一切の政治的また思想的団体の名称」の届出も義務付けた。さらに団体の発行する機関誌紙二部の提出を義務付け、法務総裁の調査権をも保障した。

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